こんにちは、アベニールの山﨑です。
今回は「結婚式ムービー撮影をしてる私が記録映像を残して欲しい理由」について。
この話は、福岡・熊本の花嫁さん。いや、全国の新郎新婦さんに私の想いを届けたいと思います。
理由は「結婚式の本質」を考えさせられた1日だったこと。
記録映像を撮影しているカメラマンとしてもそうですが、
ウェディング業界に関わる身として、未来の新郎新婦さんへ聞いて欲しいと思います。
これは、ある新郎新婦さんとの出会いが始まりです。
結婚式の物語「新たな人生の始まり」
〜二人の物語〜
新婦さんは「右耳が聞こえない」という人生を送ってきました。
左耳も補聴器をつけてなんとか聞こえる。というくらい。
だから、高砂も新郎新婦の位置が「逆」にしていました。
生れながらにして、ハンデキャップを持って生きてきた新婦さん。
すごく努力され、人より苦労も何倍もしてるはずなのに、
彼女はいつも明るい。
周りの人は彼女のことをこう言います。
「人が好き」
だから、みんな彼女のことが好き。
人の何倍も苦労してるからこそ、人の痛みや心の傷もわかる。
色んな経験をして、ある場所で出会った二人。
一緒に積み重ねた日々は、また新しい人生の始まりを迎える。
そして、新郎から「誰にも話していない」あることを披露宴の時に口にした。
新郎からのメッセージは「ゲスト」に、そして「彼女」に告げられる。
「結婚式は告白」
結婚式だからできる、結婚式だから伝えることができる。
そんな場所だと思います。
彼の言葉は、そこにいる全員の心に響いた。
結婚式のシネマムービー
結婚式は「二人の物語」の1つ
結婚式は「人それぞれ」
新郎新婦さんのこれまでの人生、仲間、家族、色んな想いが詰まった結婚式ですよね。
だからこそ、二人の物語があるはずと僕らは考えています。
この新郎さんが最後に口にした言葉、
「結婚式だからできる、結婚式だから伝えることができる」
僕は、このことが結婚式の本質だと思ってます。
当たり前のように大人になり、
当たり前に仕事をして生活して、
出会った相手と結婚して家庭を持つ。
それまで、たくさんの「人」と関わってきたはずです。
普段の生活をしていて「人に対して感謝の言葉を伝える」と言うことしてますか?
夫婦間ならまだしも、両親や友人へ改めて感謝を伝える機会はそうそうないと僕は思います。
最近の結婚式は「おしゃれな雰囲気」とか、「こだわった装飾」などが流行ってはいるものの、
結婚式で大切なのは「人の部分」だと感じます。
そして、伝えた言葉や感情は、その時の「想い」が現れてます。
人生で1日しかない
結婚式は「長い人生の中でたった1日」の出来事です。
準備も苦労します。ケンカする時だってあるでしょう。
でも、
長い人生の中で、たった1日しかない結婚式の経験は「一生の思い出」となります。
しかし、人の記憶は残念ながら年齢を重ねるごとに薄れていくものです。
だからこそ、記録として残して欲しいと僕は思います。
写真があればいい。
ビデオは長くて見ない。
そう思っている人もいるかもしれません。
でも、
色んな想いが詰まった1日になるからこそ、
記録として残す「価値」はあると思います。
色んな場面で見返すことがある結婚式の映像は、
新郎新婦だけでなく、ご両親も大切にされてます。
自分の子供が結婚する。
親の立場でも、人生で1回しかありません。
1年経った今でも「親がいつも見てるって言ってます笑」という声も聞きます。
人生の中で「自分たちの映像を残す」という機会は本当に少ないと思います。
残しておけばよかった・・。という後悔の声も聞くからです。
だからこそ、私は結婚式の記録を残して欲しい。と心から思ってます。
式場に頼もうが、プロカメラマンであろうが、家族が撮るビデオカメラであろうが、
どんな手段でも構わない。
色んな想いが溢れる結婚式で、あなたの人生でかけがえのない記録を「映像」として残して欲しい。
そう心から思っています。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。