こんにちは、アベニールの山﨑です。 今回、特集したいのが「大牟田・荒尾地区の結婚式場」です。
大牟田や荒尾方面には、地域密着型の結婚式場(ホテルや専門式場)が6件あります。
お二人の結婚式に対するイメージなども色々あると思います。それぞれの式場によって色んなプランが用意されています。
地元の方にはぜひ見て頂きたいプランなどもありますので、お二人の結婚式場選びの参考にされてみてはいかがでしょうか。[ 2018.1.21 更新 ]
大牟田,荒尾地区の結婚式場
モーリアクラシック
ホテルニューガイアオームタガーデン
旧港倶楽部
ラヴィアンシェリー
ホテルヴェルデ
ホテルセキア
地元の方なら、上記の式場に一度は行ったこともあるかもしれませんね。新たなプランができたり内容も年々変化していってます。
熊本や久留米の式場よりも安価な料金
ゲスト90〜100名の平均 270万〜300万円
ちなみに、九州の結婚式費用平均は¥3,794,000-です。(ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べ)
他の地域(熊本市内や久留米市内)に比べると安い。というのが特徴があり、これには理由があります。
理由1:地元で結婚式を挙げてもらいたいから
実は、大牟田や荒尾にお住まいの新郎新婦さんの中には、久留米や、熊本の式場で挙げられる人も多い。というのが現状です。
しかし、地元の結婚式場としては「地元で挙げてほしい!」という思いが強くあります。
その中には「地元割り引き」という割引サービスを行っている式場さんもあります。
大牟田,荒尾にお住まいの方限定の地域密着サービスです。
そして、この地域の式場に多いのがパッケージプランです。
式場ごとにプランの内容は全く違いますが、大きく分けると「○○人数以上でお得なプラン」「結婚式の時期でお得になるプラン」がなどもあります。
12月〜2月、4月、7〜8月とブライダルシーズンを外した時期がお得になるプランもあります。
ただ、パッケージプランとは色々なものが全部入っているプランという意味です。
最低でもこれだけあれば結婚式が挙げれます、という内容に演出関係やアイテムが若干プランの中に組み込んである。というプランです。
理由2:アルバム写真や記録映像などに「安価な商品」が多い
婚礼アルバムやスナップ写真、結婚式のビデオ撮影などは、他地域の式場と比べると「比較的安価な商品ラインナップ」を取り扱う式場が多い印象を持ちます。
一般的にはオプションとして扱われている「当日スナップアルバム」「結婚式ビデオ撮影」などが都市部や他の地域の式場よりも安いです。これも「見積り総額を安くできる」という理由の一つです。
大牟田式場A:当日ビデオ撮影 平均10万円
熊本市式場B:当日ビデオ撮影 平均15万円(一番高い式場は23万円)
私たちも大牟田の式場さんから撮影依頼を受けたり、新郎新婦様から直接依頼されることもありますが、写真のアルバムよりも、ビデオが欲しい!という声が多いように思えます。
弊社スタッフも大牟田出身ですが「ビデオがほしい」と言っています。地域性なのかもしれませんが、ビデオ>写真という注文率です。
(写真:三池海水浴場|前撮り)
アルバムやビデオなど「記念として残るもの」に関しては、価格と実際のアルバムを見比べる事をお勧めします。
私たちが新郎新婦を式場紹介する際に、荒尾や大牟田の式場へ一緒に行くのですが、やはりアルバム写真や映像の内容はチェックします。
式場によって全く内容が違いますので、値段だけで判断することはできないと思うからです。
サンプルとして置いてあるアルバムや内容を見比べると、理由も何となくつかめると思います。
これは実際に見ないと実感が湧かない項目なので、値段だけでは判断しない。というよりも判断ができないと思います。
理由3:前撮り撮影は式場内での撮影が9割以上
大牟田と荒尾地区の式場の前撮りは、チャペル・披露宴会場で撮影する新郎新婦さんが多いようです。
ロケーション撮影を希望される場合、美容師、カメラマンの出張費が必要になります。
また、ドレスのクリーニング代が必要となり、時間制限がある式場もあります。
追加の費用に対していろいろな準備が大変という理由で、現状として受けていない式場もあります。
「ロケに行っても1カ所くらいですね」という式場プランナーさんからお話を聞いたこともあります。
ロケには行かない・追加するオプション項目が少ない。という理由もあり、写真の項目に対して費用もそこまで上がらないという仕組みもあります。
逆にある式場さんでは、積極的にロケーション撮影を行っている式場さんもあります。万田坑や宮崎邸などですね。
見積りの項目を理解しよう!
結婚式の見積りの中には沢山の項目があり、大きく分けると「固定費」と「変動費」に分かれます。
この固定費と変動費を正しく理解すると、お金のかけ方が明確になり、節約できる箇所も見えてくるのです。
固定費とは?
・挙式料
・貸切料
・ドレスなどの衣装代
・ヘアメイク着付け
・写真代
・映像代など、主に新郎新婦の二人の項目、ゲスト人数で料金が変動しない項目のことです。
例えば、ゲストが50名や120名だったとしても、お二人が選ぶ衣装代はゲスト人数に関係ないですよね?
変動費とは?
・料理代
・飲料代
・テーブル装花
・ペーパーアイテム
・引出物など
ゲストの人数によって料金が変動する項目のことです。
特にこと変動費の中で、大きく見積りに影響してくるのが「料理と飲み物」の料金です。
項目としての会場費や設備使用料は「名目」と考えて頂いて良いと思います。
また、上記の式場さん共通して料理平均金額は1万円か1万2千円がほとんどです。
パッケージプランが多いので、実際の結婚式費用は固定費のオプションをどれだけ選ぶかにかかってきます。
会場費が変わらないというのも、すでにパッケージに含まれているものが多いため、一つ一つの項目がいくらだからこっちが高い安いという考え方はしなくていいということになります。
結婚式の費用は自分がやりたいこと、好きなことを希望すると総額でいくらになるかという見積りをそれぞれの式場で出して、初めて費用を見比べることができます。
ですので「どこにお金をかけたいか」「どんな結婚式にしたいか」ということを考えて式場決めを進めていくと、具体的な内容で見積りがもらえます。
とりあえずの概算見積りは本当はあてにならないというのが現状なのです。
(万田坑|前撮り写真)
どこにお金をかけたいか?を考える
結婚式を準備するにあたって必ずこのことを考えるようになります。
とにかく安く費用を抑えたい!という方もいれば、美味しい料理を提供できて楽しんでもらいたい!など、新郎新婦さんによって考え方は様々です。
大牟田,荒尾にある結婚式場は、他の地域と比べて安価で結婚式を挙げることができます。
その分、ゲストへのおもてなしを極端に節約してしまうとすぐにバレてしまします。
自分がゲストだったらどう思うか?という事を意識した選び方をする必要があります。
お二人の項目にかけるお金と、披露宴の内容をどうしたいか?ゲストはどうしたら喜んでくれるか?ということを考えていくことも大事です。
その中で「できること」が式場によって様々分かれてきます。
独立型のチャペルがある式場
・モーリアクラシック(専門式場)
・ホテルヴェルデ
・ラヴィアンシェリー(専門式場)
・ホテルセキア
上記の式場ではチャペル式の結婚式が多いようです。チャペルの雰囲気なども、式場によってさまざまで、新郎新婦の好みもありますよね。
ですので、自分の目で見比べるということも非常に大切になてきます。
ゲスト200人など大規模な披露宴ができる式場
・ホテルニューガイアオームタガーデン
・ホテルヴェルデ
・ホテルセキア
・モーリアクラシック(最大180名)
「ゲストが200人くらいなりそう」というような、大規模な披露宴会場を探している場合、上記の式場がリストアップされます。
それぞれの結婚式場の良さが違いますから、
・結婚式で何をしたいのか
・では費用はどこにかけるべきなのか
・それが可能な式場はどこなのか
という順番で考えていくと候補の式場が2つ位に絞れてくるはずです。
何を優先するかで変わる費用面
ここからは実際見積り金額や特典などを含めた場合、また弊社からの紹介で提示してもらった見積りを参考にそれぞれの費用に関することを紹介していきます。
モーリアクラシック
一番の魅力は互助会特典の値引きです。親族に積み立てされている方がいたりすると結構な値引きをして貰えます。
また、互助会に入っていなくてもウェディング専用の互助会プランもありますので損するという事はありません。
大牟田で唯一の専門式場でチャペルも独立しており、披露宴会場は4つありますのでゲスト人数に応じた披露宴会場を準備しています。
中でも一番広い披露宴会場は結構珍しい雰囲気を味わえます。写真でみるよりも実際見学へ行った方が印象が良かったという声も多いです。
衣装も芸能人ブランドドレスなどラインナップも多く、専用のドレスサロンもあり貸切で衣装を見学できるのも魅力です。
予算面での費用を優先したい場合は必ずチェックすべき式場さんです。今は1日1組限定なので、他のゲストや新郎新婦とバッティングしないことも特徴です。
ホテルニューガイアオームタガーデン
旧オームタガーデンホテルです。名前も変わり、プラン内容やアイテムなども一新しています。料理には評判があるホテルで1階のバイキングはいつも家族連れや宿泊者でにぎわっています。
豪華な雰囲気や従来の結婚披露宴を意識したいのであれば、理想的なホテルです。
また大牟田では人気のケーキ屋「イトー」が入ってますのでいつも生ケーキは美味しそうです。
アルバム写真が一新し、最近のデザインを取り入れています。前撮りではホテル玄関にある高級外車と一緒に撮影ができます。以前はランボルギーニがありました。車好きな方にはたまらないかもしれませんね。
披露宴会場は宴会とも共通した会場ですので、新年会や忘年会、同窓会がある時期は予約が困難になる場合があります。毎年恒例のある同窓会では500名位利用者が出入りするとのことですのでお早めに。
旧港倶楽部
明治時代からの歴史ある建物は重要文化財に指定されています。普段はレストランとしての営業を行っており、お料理にはとてもこだわっていらっしゃいます。
収容人数に限りがありますので少人数での結婚式を希望される方が多く利用されています。専門のプランナーさんが在中していますので、何でも相談できる人柄が魅力の一つです。
チャペルはありませんが、ガーデン挙式、館内での人前式に対応しています。
落ちついた雰囲気で食事をみんなで楽しみたいという方にはぴったりな会場です。
前撮りでは館内撮影ができますので、とても雰囲気のある写真が撮れます。
挙式を挙げなくても使用料され払えば前撮り撮影だけも利用可能です。
ラヴィアンシェリー
以前アンティークという会場でしたが、会社も変わり人気が徐々に上がっている注目の式場です。地域に密着したサービスで、地元割り引きなどの嬉しい割引サービスもあります。
専門式場ですのでチャペルもあり、教会式、人前式、ガゼボ式など様々な挙式スタイルが選べるのも特徴です。地域の中では会場の雰囲気は今風な作りになっており、フェアも定期的に行っています。大人数での利用は難しいですが100名程の披露宴は十分可能です。
基本価格やオプションとなる写真やビデオなどは熊本よりな価格帯です。しかし挙式時期や条件によってはかなり新郎新婦さんの希望に近づけてくれることもありますので、人気が高まってきているようです。
ホテルヴェルデ
言わずと知れた三井グリーンランドの隣にあるホテルです。独立型のチャペルがあり、その中にはめずらしい水と光の空間が広がっています。
披露宴会場は少人数から300名でも対応できる大きな披露宴会場がありますので、ゲスト人数が多い場合は候補の一つです。また、宿泊サービスもありますので遠方からのゲストに対しての宿手配も可能です。
パッケージプランがありますので、一番はそれを利用するのが費用面では最善かと思います。三井グリーンランドの年間パスポートが新郎新婦にもれなくプレゼントされます。
料理も時期によってメニューも変わります。種類も多く選ぶのが大変ですが、バリエーションが多いのはゲストによっても良い事です。
ホテルセキア
南関インターから車で5分くらいにあるのが、ホテルセキア。
独立型の大きなチャペルや、リゾート感がある雰囲気はここだけです。一般の宿泊客も多く、バイキングには定評があるホテルです。
何と言っても、ホテル内に色々な設備がありますので、ロケに行かなくても森の中や、プールサイドなど、リゾートウェディングを行ったかのような前撮りができます。チャペルの大きさも地域で一番大きく、自然光と木目調の椅子など雰囲気も暖かみのあるチャペル挙式が実現できます。
費用をできるだけ抑えたい!という場合のおすすめ
例えば動画ライブエンドロールが式場ではできない。ロケーション撮影は行っていない。という式場もあります。でも出来るだけ費用を抑えたい場合は、出来ない部分を持込みする、もしくは前撮りだけ別会社へ依頼するなど、選択肢を増やしておくことが大事です。
要するに、式場を選ぶ段階から「目的に合わせた契約」をする必要があります。
詳しくはこちらの記事でも紹介していますので、費用が心配な方はぜひご覧ください。
参考記事: 【式場探し】知らないと損をする結婚式費用に関わる重要な7つのコト
最後に・・
大牟田や荒尾の結婚式場は昔から地域密着営業している分、最新の式場にある設備やリゾート的な式場とは少しテイストが違います。
おしゃれな会場で結婚式がしたいから熊本や福岡で挙げるというのも一つの選択肢ですが、結婚式本来の意味を考えると「おしゃれな式場=良い結婚式」とは限りません。
私たちもこの地域の式場で撮影や新郎新婦さんを式場へ案内していますが、どこの結婚式場でも、他の地域でする結婚式と、何ら変わることはありません。
逆に披露宴時間が予定を過ぎてしまっても、熊本や福岡の式場のように時間を巻いたり他のイベントを早めたり飛ばしたりすることはありません。
「大牟田だからですね」という言葉だけで本来は別途発生する費用を見逃してくれる温かい対応もしてくれる場面を何度も見ました。
最後に、結婚式の本質とは何だと思いますか?
何のために、誰のだめに結婚式を挙げると思いますか?
ある式場で50名程の結婚式がありました。その式場は特別すごい設備もあるわけでなく、特別おしゃれな式場でもありません。
しかし、参加しているゲストと新郎新婦との心の距離感がとても温かく感じました。
何気ないじゃんけんゲームをしてましたが、全員が笑顔になっていました。
最後の新郎の挨拶では、
「結婚して初めて気付いたこと、親になる責任感、そして育ててくれた両親の想いがこんなにも大変だったと気付きました。」
と涙を流しながら話されていました。
普段はお茶目な新郎さんでしたが、その言葉に込められた想いにゲスト全員が感動し、涙を流し、両親と抱き合う姿を見ました。
結婚式の善し悪しを決めるのは「どの式場が良い」「おしゃれな式場がいい」でなく、「結婚式を誰と一緒に過ごすか」ということに、結婚式の本質があると感じました。
最初、式場を決めるときは「外観や雰囲気で選ぶ」ことが多いですが、結婚式当日に「いい結婚式だったね!」と思えるのは、最初選んだ式場の設備や見た目ではなく、
そこに集ったゲスト、家族、新郎新婦の「人の部分」が大きく影響します。
おしゃれで都会の式場になればなるほど、時間に厳しく、時間が押してるからゲストとの写真撮影の時間を削ったり、披露宴が作業になりがちに見えてしまうことがあります。全ての式場がそうではありませんが、多くの結婚式を見て来ているからこそ、いろいろと思う事もあるのです。
そんな中、アットホームな結婚式ってこういうことか。と気付かされたのが大牟田の式場でした。
かわいくしたい、おしゃれにしたい、もちろんそれも大事ですが、
もっと大切なことに気付かせてくれるのが「結婚式」だと思います。
ぜひ、結婚式を挙げて、忘れられない幸せな1日を過ごして下さいね。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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